へー!そうなんだ!登山経験者が教える登山のイ・ロ・ハ

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読者の皆様、暑さもだいぶ落ち着いてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

私は天候等に恵まれず不完全燃焼でしたが、登山を沢山楽しまれた方が沢山いらっしゃることと思います。

しかし、残念ながら今年も多くの事故が発生してしまいました。

登山を楽しむためには、まずは安全が最優先。安全度を少しでも高めるためには、下準備が重要!

事故原因というものはそれぞれですが、自分の努力によって防げる事故は沢山あります。

この夏の登山でヒヤッとした方はもちろん、そうでない方も、もう一度ご自分のスタイルを見直してみませんか?

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イ!~企画をしっかり練ろう~

登山をするにあたって先ず重要なのは「企画作り」です。

企画と言っても仕事のような堅苦しいものではありません。

普段の登山で無意識にやっていること、考えていることを改めて整理すれば良いだけです。

最低限、以下の項目は把握して山に臨みたいところです。

経路の把握

大まかな分岐や危険個所の把握をしましょう。

所要時間の把握

自分や同行者の体力と照らし合わせ、絶対に無理のないコースタイム設計をしましょう。

水場の把握

渇水は死活問題!

どこで汲めるのか?どこで購入できるのか?をしっかり把握しましょう。

道中で十分に補給箇所が確認出来れば、荷物を軽くすることも出来ます。

テン場や山小屋の位置、状況の事前把握

万が一の時の「避難場所」でもあります。

命からがら山小屋に避難してみたら廃屋と化していた・・なんてことになりかねません。

余裕があれば「その場所の安全性」や「設備状況」も確認しましょう。

逃げ道の設定

読んで字のごとく、何らかの理由で予定のルートを進めなくなった場合の代替ルートのことです。

逃げ道が無いような険しく奥深い山域は仕方ありませんが、そうでなければ逃げ道は設定しておきましょう。

大自然の中での人間は想像以上に無力です。ちっぽけです。

危ない時にさっさと逃げられる準備はしっかり行っておきましょう。

「逃げる勇気」もお忘れなく。

「企画作り」はカンタン

以上の要点は市販の登山地図だけでもカンタンに確認することが出来ます。

より高度な企画作りにチャレンジしてみたい方は、是非、国土地理院発行の2万5000分の1地形図を購入してみましょう。

一般向けの登山地図だけでは見えてこない「山の顔」が見えますよ。

ロ!~バテ対策は万全に~

いくら普段からトレーニングをしていたとしても、当日の体調次第ではいとも簡単にバテてしまいます。

そんな時に備えて、すぐに食べられてすぐに身体の燃料になる携帯食は十分にご用意を。

バテないためには「バテそうだな」と思ったら、どんどん食べることです。

万が一の時は心強い非常食にもなります。

今回は、いつも私が携帯している3つをご紹介したいと思います。

アミノ酸系サプリメント

アミノ酸系サプリメントは抜群に効きが早いです(※筆者私感)。

その分お値段も少々高めですが、携帯性が高いので荷物になりません。

小分けの粉末タイプなら封を開けてサッと口に流し込むだけでOK。

水に溶かしてスポーツドリンクにしても良し。

伝統の携帯食、ようかん

甘ったるいイメージがある「ようかん」ですが、バテそうな時こそ本領発揮。

昔の人は良く考えたものですね。

あま~いニッポンの味が疲れた身体に染みわたります。

ちなみに私は「ようかん」派。普段の生活では全く食べませんが、山ではバクバク頂いています。

食べ応えがありますので、疲れて食が進まない時の食事替わりにも。

コンビニでも買えるので入手性も申し分無し!

ナッツ類

アレルギーが無ければナッツ類もお勧めです。

カロリーが高く栄養分も豊富なので、つまみながら歩いているだけでバテ知らず(かも)。

余ったら山小屋でのおつまみにどうぞ。

そもそもバテないために

段落冒頭でも書きましたが、「バテそうだな」と思ったらすぐに携帯食を摂取しましょう。

バテるとしばらく動けなくなってしまいますので、行動が遅れて新たなリスク発生の原因にもなりかねません。

山でも「身体は資本」ですよ。

ハ!~行動中は現在地を把握しよう~

さて、準備万端睡眠万全!

いよいよ待ちに待った登山です。目指す稜線をめがけて行動開始!

しかし、登れど登れど景色は開けず、あとどのくらいかも分からない・・・。

多くの方にそんな経験があるのではないでしょうか。

そんな時に備えて、是非、現在地を把握してみましょう。

方法はカンタン!

国土地理院の地形図や一般向けの登山地図を確認しながら歩けば良いのです。

でも、方法が・・・・。

そんな貴方のためにポイントを書いておきますね。

形が大きく変わる地点を覚えておく

行動中は足元や周囲の状況に集中するため、ずっと地図と睨めっこしているわけにはいきません。

尾根や稜線に突き当たる地点や道の方角が大きく変わる地点を覚えておくと、地形図を開いてすぐに現在地を認識出来ます。

コンパスを使ってみよう

色々なコンパスが売られていますが、とりあえず何でも良いのでコンパスを持って行ってみましょう。

地形図の北とコンパスの北を合わせるとあら不思議、周りの地形と山道の方向の辻褄が合う地点が現在地です。

ものすごく簡単に書いてしまいましたが、実際は多少のセンスと慣れが必要です。

経験が無い方は、まずは簡単な山で繰り返し練習してみるのがお勧めです。

数多発行されている指南書や講習会を活用するのも手ですよ。是非、チャレンジを!

地形図上に現在地を記しておく

現在地が分かったら、地図上にその都度記しておきましょう。

その際は現在時刻もお忘れなく。

自分の実際のペースが可視化でき、これからの行動をおおまかに予測することが出来ます。

地図読みは安全登山への大きな一歩

地図(地形図)が読めれば、それだけで安全度はグッと上昇します。

万が一の時の救助要請も的確に行えます。

昨今、GPSを活用している方が多く見受けられますが、基本は紙ベースなのではないかと考えます。

スマホのバッテリーが切れたら?画面が割れて操作出来なくなったら?雨や汗で壊れてしまったら?

新技術は積極的に活用した方がより正確ですが、あくまでも「答え合わせ用のツール」程度に考えて頂けたらと思います。

紙の地形図を広げてあれこれやって答え合わせでスマホを見る程度が、理想の「自立した登山者」なのではないでしょうか。

「自立した登山者」になろう!

「そんなこたぁ分かってるわい!」という方には、ごめんなさい。

そうでない方は、「自立した登山者」を目指してみませんか?

山は自己責任の世界です。言い切っても過言ではありません。

私が今回このような記事を生意気にも書かせて頂いた理由でもありますが、最近、余りにも情けない事故が増えているように感じています。

裏を返せば、ちょっとした一手間をかけていればケガをせずに済んだかもしれない人、それこそ亡くならずに済んだかもしれない人が沢山いらっしゃる訳です。

私は山が好きです。

好きだからこそ、愛を持ってこの場をお借りして皆さんに訴えさせて頂きたいです。

自立した登山者になろう!

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