火起こしをしていく上で、火吹き棒を必ず使わなければいけないというわけではありませんが、火吹き棒があるのとないのでは、火起こしのスピードが格段に変わってきます。
それでは今回の記事では、火吹き棒を自作で作る方法や動画を使って紹介していくと共に市販されている火吹き棒を紹介していきます。
火吹き棒とは?
そもそも火吹き棒とはどのような物なのでしょうか。火吹き棒とは筒状の棒をくわえて、逆の穴から空気を送ることで早く火がつけられます。
火吹き棒がなくてもうちわを使えば良いのですが、うちわを使って火を起こすと灰が舞い散ってしまい、食材に灰がついてしまい、大変なことになりますので、火吹き棒を使うことが多いです。
火吹き棒の使い方
火吹き棒を使ってい方を見ていると口につけて吹いている方が多くいますが、それは少し違った使い方で、その方法で火吹き棒を使っても肺の中にある空気しか送ることが出来ません。
火吹き棒の使い方は、10cmぐらい離れた場所から口を細めて火吹き棒の穴にめがけて空気を送ります。
そうすることにより肺に溜まった空気以外にも周りの空気が火吹き棒に入り込み、大量の好機を送り込むことが出来ます。
上の動画では実際にその方法を使って火起こしをしていますので参考にしてください。
自作で火吹き棒を作る方法
まず初めに、火吹き棒はコンパクトに収納できることが大切になっていきます。長い筒のままでは持ち運びにとても不便です。
また、火吹き棒は自分でも作ることが可能で、100均などでも購入して作成することが出来ます。それでは、どのような手順で作っていくのかを画像を使いながら紹介していきますので参考にしてください。
手順1
こちらは100均で売られているスマホ用の自撮り棒です。この形は火吹き棒には最適で、伸縮自在なのでおすすめです。
まずは、この自撮り棒のいらない部品を外していきましょう。
手順2
このように、不要な部品をすべて取り外していきます。最終的には柄の部分と伸縮する部分のみを使っていきます。
手順3
この矢印部分に3ミリのドリルで穴をあけていきます。それと同時に上の黒い部分は外してしまいましょう。するとこのように外すことが出来ます。
ドリルで開けた穴はあとで使いますので、これ以上はいじらないでください。
手順4
ここで完成させてもいいですが、熱が伝わってきて熱くなってしまうかもしれませんので、糸を巻いていきます。
巻き方は持ち手の部分に両面テープを貼り、根気よくグルグルと回していき、自分の手に合ったグリップにしていきます。
このように両面テープを貼ることで、糸が滑らずに綺麗に巻いていくことが出来ます。
最終的にはこのような感じに仕上がります。最後はこのグルグル巻きにした糸の上に透明のマニキュアを塗り、乾いたらグリップ部分の完成です。
また、糸の色は自分の好きな色を選べますので、自分だけのオリジナルの火吹き棒にしましょう。
手順5
初めに開けておいた3ミリの穴に、文房具用の丸リングが通るまで削ったら穴に入れて完成です。
ここに丸リングを付けた理由は、自力では先端部分を引き延ばすのが難しいためリングで引っ張って使うようになっています。
これらはすべて100均で揃えることが出来ますので、皆さんもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
これらをすべて購入しても700円前後で自作することが出来ますのでおすすめです。
動画で作り方を紹介
それでは火吹き棒を自作する動画を用意しましたので、ぜひ参考にして作ってみてください。
火吹き棒を自作で作っていく手順はそれほど難しくないのでおすすめです。
孫の手を使った火吹き棒
上記の自作した火吹き棒は完成までに約1時間ほどかかりましたが、こちらの動画の自作火吹き棒は数分で終わります。
形状もそっくりですので、自作で火吹き棒を作るならこちらの方法をおすすめします。
また、実際に自作火吹き棒で火を起こしている画像もありますので、どんな感じかイメージできると思いますので参考にしてください。
しかし、今の孫の手は伸縮自在で驚きました。
詳しい作り方は動画をご覧ください。
完全オリジナルの火吹き棒
こちらの火吹き棒は完全オリジナルで、ホームセンターで好きなサイズのパイプを購入するかカットしてもらい、吹く方と吹き出す部分を選びます。
ここで注意するのは、パイプに隙間なくピッタリとはまる部品を探すことが必要になります。その部品をすべて購入したら次は強力な接着剤を購入します。
そして、接着剤を両端に塗り2つの部品をはめ込み全体に塗れたら接着剤が固まるのを待ち、火吹き棒として使うことが出来ます。
ただし、こちらのオリジナル火吹き棒は伸縮自在ではないので収納が少し不便なのが気になりますが、性能はしっかりといていますので、ぜひ挑戦してみてください。
詳しくは動画をご覧ください。
トング付き火吹き棒の作り方
こちらのオリジナル火吹き棒にはトングが付いていますので、炭を移動させたりするのに非常に便利です。
こちらは全て100均で購入ができ、低価格で火吹き棒を作ることが出来ます。
手順は先ほど紹介した伸縮自在の孫の手の先端を外します。次に計量スプーンの中サイズを使い軽量する部分の中心に穴を開けていきます。
ここで注意する点は一気に穴を開けるのではなく徐々に穴を大きくしていき、孫の手の先端部分と同じサイズになるまで開けていきましょう。
計量スプーンに穴が開いたら柄の部分を切り落とします。そこまで出来たら穴を開けた部分のバリをとっていくと共にハンダを使いますのでくっつきやすいようにやすりで傷をつけます。
ハンダを使ってしっかりとくっついたらトングの掴む方の片側に4カ所ほど穴を開けています。穴を開けたらニッパーを使い穴をすべてつなげて楕円形にしていきます。
そこに火吹き棒となる孫の手を通し、3カ所ほどハンダで固定したら完成です。
こちらの火吹き棒は火吹き棒で火を起こすことができ、炭をトングで移動させることが出来るので便利ですが、この火吹き棒を使うには電動のキリやハンダゴテ、ニッパーやヤスリなど、様々な工具が必要になってきます。
また、工具以外にも技術が必要になってきますので、このような技術に自信がある方はぜひ挑戦してみてください。
詳しい内容は動画をご覧ください。
火吹き棒は自作でも簡単に作ることが出来る
キャンプ場でバーベキューをするなら早く炭に火が起こせないと食材が目の前にあるのでイライラしますよね?
そんな時は火吹き棒を使って早く火起こしを行い効率よく使っていきましょう。また、火吹き棒は自分でも作っていくことが分かりました。
今回の記事では、リーズナブルに使うことが出来る自作の火吹き棒の作り方を画像と動画で紹介しましたので、実際に作ってみてもいいのではないでしょうか。
加工次第では市販の火吹き棒の真似をして自分だけのオリジナルの火吹き棒が作れるので是非挑戦してみましょう。