テント泊もいいし、コテージ泊もいいなぁ。
でもどっちが自分に合ってるんだろう?と迷ったことはありませんか?テント泊もコテージ泊もどちらも魅力的ですよね。
テント泊は皆さんイメージしやすいと思います。
ですが、コテージはなかなかイメージがわかない方も多いのではないでしょうか。
実はテント泊と同じようにコテージ泊にもメリットとデメリットがあります。
それぞれの良さを知ってご自分にぴったりのキャンプスタイルを選んでくださいね。
自然を身近に感じられる!テント泊のメリット・デメリット
キャンプといえば青い空に緑の木々、どこまでも続く水平線、川のせせらぎ。海や山などの大自然の傍らにはテントをイメージする方も多いですよね。
テント泊となると野外活動も思う存分楽しめて、朝も夜も豊かな自然をダイレクトに感じられるのが醍醐味です。
日常から解放されるテント泊のメリット6つ
快適な生活から離れて自然の一員のような感覚で過ごせるテント泊。
遊び心をくすぐるテント泊のメリットは6つあります。
1. 自由な空間と時間がある
テント泊は自由さが魅力。
自由を満喫できるのがメリットというべきでしょうが、あえてメリットではなく魅力とお伝えしたいところです。
テント泊はフリーサイトであれ、区画の仕切られたサイトであれ、何もない空間にテントを張ったり、テーブルを置いたりあなたの好きなようにサイトをデザインできる楽しさがあります。
また、サイトのチェックイン・チェックアウト以外、すべて自由な時間が待っています。
テントを張って延々とBBQでも構いません。
ツアーのようにプランが決められていないので自分たちの計画で動けますよ。
2. テント泊用のキャンプ場は全国各地にある
テント泊だと近場のキャンプ場から遠くのキャンプ場までサイトの数が豊富にあります。
自分たちの都合やスタイルに合うサイトを選びやすいのがメリット。
選択肢が多いということは住んでいるところから近いキャンプ場や、山や森の中、水辺などシーンに合わせたキャンプ場を探しやすいということにもなります。
今度はどこのキャンプ場にしようかな?と選ぶ楽しみもありますね。
3. キャンプ費用のコスパが良い
テント泊はコスパがよいのがメリットです。
テントにマット、寝袋などをそろえればホテル代などの宿泊費を浮かせることもできてしまいます。
キャンプ道具を全部そろえようとするとそれなりにまとまった金額が必要ですので、うまくレンタルを利用してください。
少しずつキャンプギアをそろえていけば負担も少なくて済みますよ。
1度そろえてしまえば次からは交通費、食材、サイト料金だけになり出費がぐっと減ります。
キャンプの回数を重ねていけば元手が取れるのでコスパはさらに良くなる一方ですよ。
4. 丸1日自然から刺激をもらえる
土や芝生、河原など自然の大地を直に感じながら眠るテント泊。
自然からもらえる刺激が多いのもメリット。
普段の生活では感じられない音や光、キャンプならではの不便さなどの刺激を受けることで、抱えていたストレスが解放されたり、新しいアイデアが沸いてきたり。
家では感じられない自然の雄大さに囲まれてのびのび過ごせるのもいいですね。
5. 災害時にキャンプギアが活躍する
1度そろえたキャンプギアは思わぬ災害時に家族や周囲の人を助けてくれる道具にもなりますよ。
非常事態をしのげることはキャンプギアを持っているメリットです。
キャンプギアを普段使いするキャンパーも大勢います。
様々なシーンで活躍するキャンプギアを持つことは無駄ではありませんよね。
6. キャンプ生活を経験した充実感がある
テントの設営が思うようにいかなかったり、思わぬ雨に見舞われたり。
テント泊は初心者さん、ベテランさんに関係なくアクシデントはつきものです。
ですが、大変なことを乗り越えた達成感や充実感をテント泊では味わうことができます。
テント泊を経験して得た充実感は貴重であり、メリットです。
ひょっとするとたった数日のテント泊が、これからの生活や価値観を変えるきっかけになるかもしれません。
テント泊のデメリット4つ
楽しみの詰まったテントでの生活も時と場合によっては不安要素になってしまうこともあります。
テント泊のデメリット3つをピックアップしてみました。
1. 天候に影響されやすい
よく晴れた天気の良い日はテントでも快適に過ごせることが多いもの。
ですが、ひとたびお天気が悪くなってくると急いで撤収、出かける前に中止なんてこともあります。
テント泊は天候の影響を受けやすいのがデメリットといえます。
山の天気は変わりやすく突然の雨風に見舞われることもしばしばです。
天候が荒れてしまったときは無理せずキャンプを中止してくださいね。
2. 季節によっては厳しいキャンプになることもある
季節を問わず快適にテント生活ができれば最高ですよね。
でも、秋の終わりから冬にかけては冷え込みが厳しく、テント泊は重装備を強いられます。
季節によってはどうしても難易度が上がってしまうため、キャンプ初心者さんにはハードルが高くなってしまうのがデメリットです。
キャンプ初心者さんが秋冬にテント泊をするのはキャンプに慣れるまで様子を見るのがおすすめです。
3. 事前の準備や荷物が多い
テント泊はキャンプの準備に大忙しです。
キャンプに必要なギアをそろえて食材や飲み物を調達し、天候を調べキャンプサイトの予約をチェックする、などなどキャンプに行く前の準備が必要になります。
ということはそれだけ持っていく荷物も多いわけなので、普通の旅行に比べると大変になってきます。
気軽な旅行を楽しみたい場合は準備や荷物の多さもデメリットとなってしまいます。
4. 大雨が降った場合は後片付けが大変
テントは濡れたまま収納するとカビが生えてしまいます。
雨が降ったときや湿度が高くて湿っているときは、広げて乾かしてから収納するのが鉄則です。
キャンプ場で乾かせなかったときは自宅で乾かすことになります。
もしあなたが普段から忙しい毎日を送っているのであれば、後片付けにかかる手間やスペースの確保は大変な作業になります。
キャンプにかける情熱で後片付けもなんのその。
楽々やり終えてしまえればよいのですが、現実はなかなか厳しかったりします。
テントのメンテナンスにかける時間がない、面倒だという方にはテント泊はデメリットとなってしまいます。
ズバリ!テント泊はこんな人におすすめ!
頑丈な建物のない中で寝泊まりするテントはタフでワイルド。
野性味あふれるテント泊はこんな人におすすめです。
・自然を思う存分満喫したい
テントから一歩外に出れば雄大な自然が待っています。
空と太陽、山や海があなたの目の前に広がりますよ。
・非日常的な経験がしたい
テント周りには水道やガス、トイレなどがなく、生活様式ががらりと変わります。
普段あるものがないテント泊は非日常的な経験をするのにピッタリ!
・日常のストレスから解放されたい
いつもの場所から離れて豊かな自然に触れるだけで嫌なことを忘れられますよ。
多少の大変さも吹き飛ばす勢いがあればテント泊は楽しいものになりますよ。
・とにかく自由に過ごしたい
テント泊は時間に縛られず食事をしたり、散策をしたりとにかく自由。
あえて何もしない時間を作ってもすぐそばに自然があるので落ち着いて過ごせます。
・あえて不便さを感じたい、または子供に体験させたい
普段何気なく使っているコンロ、ガス、寝袋などなど自分たちの準備したギアで過ごすことになりますね。
水や電気も当たり前には使えないキャンプででいつもの生活が恵まれていることを実感できますよ。
・体力に自信があり新しいことにチャレンジしたい
タフでワイルドなテント生活はよい刺激になります。
日常では得られない刺激を受け、新しい自分を発見することになりますよ。
・キャンプの日程をなかなか確保できない
仕事や家族との関係などで思うように日程を決められない方にとっても自由の利くテント泊。
予約のいらないキャンプサイトを選べば日程の調整に苦労することがありません。
まるで我が家?快適なコテージ泊のメリット・デメリット
コテージは冷暖房やシャワー、家電製品など設備が充実しているところが多く、家具や食器がそろっているところもあります。
ちょっとした別荘を借りるとイメージすればわかりやすいのではないでしょうか。
トイレ、ベッド、照明に家庭用コンセントもあるので初心者さんでも気軽にキャンプを始められるのがコテージです。
BBQセットやタープの貸し出しをしていたり、テレビや冷蔵庫が備え付けられていたり。
そうなるとクーラーボックスもいらず、ちょっとしたときにテレビを見られる便利さがあります。
至れり尽くせりのような一軒家で過ごせるコテージのメリットとデメリットはどんな感じでしょうか。
コテージ泊のメリット6つ
しっかりした家屋で過ごせるコテージならキャンプをしてもいいかな…というインドア派さんも出てくるかもしれません。
アウトドアを楽しんでもらうためにもコテージ泊のメリット6つをチェックしてくださいね。
1. テントの設営・撤収がない
コテージを借りる場合はテントを張らなくて済むので「できなかったらどうしよう」という心配とも無縁です。
テントの設営と撤収がないのはメリットですよね。
テントを張ったり、備品を所定の位置に置いたり、後片付けをしたりとテント泊はそれなりに時間がかかります。
コテージを借りるとテントの設営・撤収がないので家族や仲間とゆっくり過ごせていいですね。
2. 天候の影響を受けにくい
コテージは一軒家を借りるので天候の影響を受けにくいのもメリットです。
多少の雨や風はコテージ内にいれば身の危険を感じることが少なく比較的安心して過ごせます。
テント泊に比べ雨漏りやテント内への雨水侵入を気にせず快適に過ごせますよ。
3. 季節を問わずキャンプが楽しめる
テント泊の冬は厳しいものになりがち。
地べたに寝袋のテントと違いコテージはベッドも準備されています。冬でも暖かい寝床があるのは安心ですね。
また、コテージは場所によって冷暖房の設備が整っていることもあります。
テント泊では暑さや寒さが厳しくなると体力的に無理という場合も出てきますが、エアコンや暖房設備があればキャンプをあきらめなくていいですよね。
季節に関係なくキャンプを楽しめるのはコテージの魅力でありメリットです。
4. 事前の準備や荷物が少ない
コテージで過ごすならテント、マット、寝袋などのキャンプギアを必要としません。
タープやBBQセットの貸し出しがある場合はさらに荷物が少なくなります。
テント泊と違い、簡単な準備と荷物だけでOKなのもコテージのメリットです。
必要なキャンプギアを調べる手間や労力も省けるので気軽にキャンプを体験できますよ。
5. プライベートな空間を大切にできる
家を丸ごと借りられるコテージは、プライベートな空間を大切にできるのもメリットです。
コテージだと隣接したテントとの距離が気になることもなく、ほかの人に邪魔されない中で過ごすことができます。
家族やグループで人目を気にせずキャンプがしたいというときにぴったりですよ。
6. 自然も快適さもいいとこどりできる
自宅に似た設備があるので居住空間の快適さもあり、一歩外に出れば自然と触れ合える。
コテージはいいとこどりできるメリットがあります。
テント泊は不安要素が大きくキャンプにチャレンジできないというときに、コテージ泊は強い味方になってくれますよ。
コテージ泊のデメリット4つ
コテージ泊のデメリットもしっかりチェックしてテント泊との違いを比べてください。
デメリットは4つ挙げてみました。
1. 宿泊施設が遠い場合もある
テント泊のように全国各地にどこでもコテージがあればよいのですが、テント泊のサイトと比べると数は少なめになってしまいます。
お住まいの地域にコテージがあればすぐにでも行けますが、少し遠いところにある場合も出てきます。
コテージ泊は選ぶ選択肢が限られてしまうのがデメリットになってしまいます。
2. 車での移動が必要になる
コテージのある場所は山奥のことも多く、最寄りの駅までは公共機関を利用してもそこから送迎バスが出ていることはあまりありません。
車での移動が主になってくるので、車がない、運転ができないという場合はタクシーを使うことになります。
最寄駅から遠い場合はタクシー代も高くつくのでデメリットになります。
3. キャンプの回数が多いとコスパがよくない
コテージ泊はテントや寝袋などのキャンプギアをそろえなくてもよいのでコスパが良いといえます。
キャンプの回数が少なければメリットになりますが、家族やグループでキャンプ熱が盛り上がってしまったときは残念ながらメリットにはなりません。
何度も何度もコテージに泊まるのはテント泊に比べ宿泊費が高くつくのでデメリットになります。
初期費用は掛かりますがキャンプギアをそろえていった方がコスパはよくなりますよ。
少人数でコテージを利用するときもコスパが良いとは言えず、コテージ泊はデメリットになります。
4. 食事は自分たちで準備することになる
明らかにキャンプ!という雰囲気のテント泊と違い、コテージは設備が整っています。
ですが、コテージ泊はベッドメイキングも食事の準備もすべて自分たちでするのが基本です。
コテージ泊だとホテルや旅館に来た気分になってしまい、ついつい食事も出て来ればいいのにな…と料理担当の方は思うかもしれません。
キャンプ飯をワイワイみんなで楽しみながら作る場合はデメリットにはなりませんが、料理担当の方が一手に引き受ける場合はひょっとするとデメリットになることもあるかもしれません。
ズバリ!コテージ泊はこんな人におすすめ!
快適なコテージ泊はこんな方におすすめです。
・小さなお子さん連れの家族やグループ
小さなお子さんは冷暖房やトイレなど、設備の整ったコテージの方が過ごしやすい場合があります。
お昼だけキャンプができるコテージで無理のない計画ができますよ。
・テントの設営や撤収に不安がある方
寝泊まりできるコテージがあればテントの設営も撤収も何も気にせずキャンプを楽しめます。
まずはキャンプを体験することから始めてみてください!
・キャンプギアの購入を迷ってしまう方
まずコテージで初期費用をかけずにキャンプ体験を楽しみましょう。
ギアがなければキャンプができないテント泊と違い、自分のペースで無理なくキャンプが始められますよ。
・あまり無理できないけれど自然の中で過ごしたい方
設備が整っているコテージであれば重い荷物の持ち運びがなくサイト作りで疲れることもありません。
冷暖房設備があるコテージだと体調管理もしやすいですね。
・プライベートを確保したい方
隣のテントと近くて人目が気になる、足音・物音が気になって眠れないということもコテージ泊なら気にせずゆったり過ごせます。
虫の侵入がテント泊よりも少ないおまけつきです。
ワイルド派にはテント!慎重派にはコテージがおすすめ!
キャンプ初心者とはいえ少々のことなら気にしないというワイルド派にはテント泊がおすすめです。
自然の中で過ごし普段のストレスをみんなで吹き飛ばしてください。忘れ物や急な天候の変化といった思わぬアクシデントが起こってもきっと楽しい思い出になることでしょう。
ゆっくり穏やかに物事を進めていきたい慎重派の方にはコテージ泊がおすすめです。
まずはどんなギアがあればいいのか、どういうキャンプならできるのかなどコテージ泊のキャンプを通してつかんでいってくださいね。
どちらも素敵なキャンプの魅力がいっぱいです。テント泊もコテージ泊も楽しく素敵な思い出となりますように。
最近山歩きに目覚めた初心者キャンパーです!ソロキャン目指して、簡単おいしいキャンプ飯の腕を磨いています^^