夜を明るく照らしてくれるランタンは、キャンプでは定番のアイテムです。
それだけに種類が多く、どれを選んでいいのか分からなくなっていませんか?
この記事では、ヴィンテージと呼ばれるランタンやガソリン、灯油、ガス、LEDとタイプ別にランタンを総まとめ。
キャンプで使うランタンを3つのシーンに分けて、光量(明るさ)やタイプ別に合わせて紹介します。
- 1. ランタンの種類
- 2. それって何ワット?明るさの単位。
- 3. 3つのシーンに合わせて選ぼう
- 4. シーン別 おすすめランタン総まとめ
- 4.1. メインランタン
- 4.1.1. Coleman(コールマン) 200A
- 4.1.2. Coleman(コールマン) ノーススターチューブマントルランタン2000―750J
- 4.1.3. Coleman(コールマン) パワーハウスツーマントルランタン290A
- 4.1.4. COLEMAN(コールマン) ワンマントルランタン286A740J
- 4.1.5. ペトロマックス HK500
- 4.1.6. Coleman(コールマン)ノーススター2500
- 4.1.7. Yaei Workers(ヤエイワーカーズ) BEAM
- 4.1.8. ユニフレーム フォールディングガスランタンUL-X クリア
- 4.1.9. LOGOS(ロゴス) パワーストックランタン2000
- 4.1.10. LUMENA+ (ルーメナープラス)
- 4.2. テーブルランタン
- 4.3. テント用ランタン
- 4.1. メインランタン
- 5. まとめ
ランタンの種類
ガソリンランタン
燃料にホワイトガソリンを使用していて、光量が大きいのが特徴。
炎に黄色味がかかっていて、柔らかな光がとても雰囲気をかもし出します。
ヴィンテージと呼ばれるランタンがあるのも、このタイプ。
メリット
- タイプ別では最大の光量
- 燃料が比較的安い。
- 寒さに強く、着火しやすい。
- 耐久性が高く、メンテナンスをすれば長く使える
デメリット
- 本体価格が高額
- ポンピング(燃料タンクに圧力をかける)の手間がかかる。
- テント内では使えない(燃焼して一酸化炭素中毒の恐れがあり危険)
- マントルの「空焼き」が必要
- メンテナンスがかかる。
ヴィンテージランタン
出典:LANTERN
1980年代後半より前に作られたガソリンランタンがヴィンテージと呼ばれています。
内部の部品が現行のモデルは樹脂製で作られていることに対して、真鍮(金属)で作られていて劣化も少なくメンテナンスをすれば長く使うことができます。(100年前のランタンもありますよ)
ダメージジーンズのように傷がつくことがで「いい味」になり、長く愛することができ、
キャンプに行っても他人とかぶることなく、優越感にひたれます。
また、自分が生まれた年と同じ製造のランタンを探すのがマニアの流行り。
バースデーランタンと呼ばれ、自分以外でも子供に送って思い出の品にする方も。
灯油ランタン
ガソリンランタンと大きく変わりませんが、燃料の灯油の炎は電球色に最も近く癒しの効果もあります。
圧力式とフェアーハンド式(石油ストーブのような構造)の2タイプ。
メリット
- 灯に癒しの効果がある。
- 燃料の灯油が安価、手に入れやすい。
- 暖房効果がある
デメリット
- 本体価格が高額
- ポンピング(燃料タンクに圧力をかける)の手間がかかる。
- テント内では使えない(燃焼して一酸化炭素中毒の恐れがあり危険)
- マントルの「空焼き」が必要
- メンテナンスがかかる。
ガスランタン
十分な光量を得ることができるガスランタンは使い方が簡単で、マントルに穴が開かなければすぐに灯りを灯すことが出来ます。
ガス缶はランタンだけでなく、バーナーにも使用できるように購入するときはメーカーを合わせるのがオススメ。
アウトドア専用のガス缶を使うタイプと家庭用カセットコンロ用のガス缶を使うタイプがあります。
メリット
- メインランタンとしても十分な光量を得ることができる。
- 取り扱いが比較的簡単。
- 家庭用ガス缶ならコストも安くできる。
- メンテナンスが楽。
デメリット
- アウトドア用ガス缶が高コスト。
- 光量が安定しない(ガス缶が冷えると光量が下がる)
- 冬季使用には向かない。
- 燃焼時間が短め(ガソリン、灯油に比べ)
LED(バッテリー)ランタン
最大の特徴は安全に使えることです。ガソリンやガスと違い一酸化炭素中毒の心配がなくテント内でも使うことができ、キャンプ以外も防災グッツとして家庭でも利用出来ます。
一昔前までは、光量も小さくテント内やテーブルランタンとしての使用が主でしたが、最近ではガソリンにも負けない光量や、LEDの特性を生かして光の色を変えるとができるようになりました。
防水のタイプも増えてきています。
メリット
- 安全
- 電池式は低コスト、バッテリー式ならさらにお得。
- 防水タイプなら雨の心配なし
- 点灯時間が長い
デメリット
- 樹脂製なので見た目が劣る。
ガソリン | 灯油 | ガス | LED | |
明るさ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
燃料コスト | △ | ○ | △ | ◎ |
メンテナンス | △ | △ | ○ | ◎ |
安全性 | △ | △ | △ | ◎ |
それって何ワット?明るさの単位。
明るさの単位を言えばW(わっと)と思いがちですが、本来明るさの単位はlm(ルーメン)、cd(カンデラ)、Lx(ルクス)で表します。
ガソリンランタンはCP(キャンドルパワー)cd(カンデラ)W(ワット)
ガスランタンはLx(ルクス)
LEDランタンなどはルクスで表示してあります。
実際どのぐらいの明るさなのか、おおよその数字で表にしました。
W(ワット) | 20 | 40 | 60 | 100 | 200 |
lm(ルーメン) | 170 | 480 | 810 | 1520 | 3040 |
3つのシーンに合わせて選ぼう
キャンプで必要になるランタンは3つのシーンに分かれます。
全体を明るく照らすメインランタン。
キッチンやテーブルをなどの手元を照らすテーブルランタン。
テントやタープ内を照らすテント用ランタンに分かれます。
メインランタン
キャンプサイト内全体を照らすことができる、光量の多いランタンを使用しましょう。
オススメは2000ルーメン以上のガソリン、灯油ランタン。
十分な明るさがあり、長時間使用できるからです。
また、最近はLEDランタンも光量が多いもの登場しています。
テーブルランタン
キッチンやテーブルなど手元を照らすためのランタンです。
倒れることも考えると、安全なLEDタイプがオススメ。
明るさは1000ルーメン以下を選ぶのがポイント、メインランタン同等の明るさですとテーブルに虫が寄ってきてしまいます。
小さいランタンを複数配置すれば雰囲気も出ますね。
テントランタン
テント内を照らすランタン
明るさの確保と同じように大事なことは安全性。
燃焼系ランタンはテント内で使うと一酸化炭素中毒の危険性があります。
ここは絶対にLEDランタンを使いましょう。
明るさは500ルーメン以下でも十分です。
シーン別 おすすめランタン総まとめ
メインランタン
Coleman(コールマン) 200A
ヴィンテージランタンの中でも有名なコールマンの赤ランタン。「200A」
カッコいいの一言に尽きますがメインのランタンとして十分活躍しますし、メンテナンスをすれば長く愛用することができます。
自分の誕生月に製造されたモデルを探して「バースデーランタン」としても◎
出典:楽天市場
Coleman(コールマン) ノーススターチューブマントルランタン2000―750J
コールマンの定番ランタン、明るさはピカイチ。
点火装置が付いているので慣れない方でも簡単に取り扱うことができます。
初めての一台にオススメです。
明るさ:約360CP/230W相当
燃料タンク容量:約940cc
燃焼時間:約7~14時間
本体サイズ:約φ17.3×34.3(h)cm
重量:約1.8kg
機能:点火装置
出典:amazon
Coleman(コールマン) パワーハウスツーマントルランタン290A
大型ガソリンランタン、二つのマントルで明るさを確保
マントルが分散しているので少し静かです。
味があって明るいランタンといえばコレですね
明るさ:約300CP/190W相当
燃料タンク容量:約940cc
燃焼時間:約7~14時間
本体サイズ:約φ18×35(h)cm
重量:約1.8kg
出典:amazon
COLEMAN(コールマン) ワンマントルランタン286A740J
従来のオーソドックスなタイプの中型ランタン。
光量は少し落ちますが、「明るすぎない」のがまたいいですよ。
エントリーモデルとして購入される方も多いです。
明るさ:約200CP/130W相当
燃料タンク容量:約590cc
燃焼時間:約7.5~15時間
本体サイズ:約φ16×31(h)cm
重量:約1.4kg
出典:amazon
ペトロマックス HK500
灯油式のランタンですが驚くのは、その光量400W(5000ルーメン)
また扱いが難しく、初心者には向かない「使う人を選ぶランタン」といわれています。
200種類を超える部品と、独特の燃焼音の虜になる人が多いのが特徴
明るさ: 500CP(約400W)
燃料タンク容量: 1L
燃焼時間: 約8時間
本体サイズ: 径17×高さ40cm
本体重量: 2.4kg
出典:amazon
Coleman(コールマン)ノーススター2500
取り扱いがしやすい。コックをひねり、イグナイターを押して一発着火
大光量で初心者にも使いやすいガスランタン。
明るさ:約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時/約1543lm)
燃焼時間:約4~8時間(470g缶使用時)
サイズ:約直径145×高さ260m
重量:約1.3kg
出典:amazon
Yaei Workers(ヤエイワーカーズ) BEAM
新鋭アウトドアブランド 『Yaei Workers』のLEDランタンなら充電も可能。
1200ルーメンですが、それよりも明るい感じがします。
扱いやすく初心者にもオススメですが、コアなキャンパーもこの明るさや使い勝手の良さに満足すること間違いなし。今大注目のアウトドアブランドです。
明るさ:約1200lm(ルーメン)
3段階調色 / 4段階調光
サイズ:136*92*22(mm)
重量:約410g
出典:楽天市場
ユニフレーム フォールディングガスランタンUL-X クリア
家庭用ガスコンロが使えて低コスト、なのに200Wの大光量。
コンロをガスバーナーなど共有すればさらにお得に使える一台です。
燃焼時間は短めですが、コンロを使い切らなくても無駄になりません。
明るさ:240W相当(プレミアムガス使用時)/210W相当(レギューラーガス使用時)
燃焼時間:約4時間(プレミアムガス)/約5時間(レギュラーガス)
サイズ:使用時:135×120×355(h)mm/収納時:135×120×210mm
重量:約1.4kg
点火方式:圧電点火
出典:amazon
LOGOS(ロゴス) パワーストックランタン2000
ランタンというよりは工事用ライトと言いたくなるほど明るく、防水性も◎
暖色にも点灯するので、キャンプの雰囲気を盛り上げてくれます。
USBポートが2つ付いているので、非常用電源としても使用できます。
明るさ:約1200lm(ルーメン)
明るさ10段階調整
点灯モード:白色/暖色/中間色
重さ:約700g
連続点灯時間:最大約8時間(強)
充電時間:約8時間
充電方式:AC100Vコンセント及びDC12Vシガーソケット
防水性能:IP65
出典:amazon
LUMENA+ (ルーメナープラス)
440gの軽さで1800ルーメンの大光量。
大容量バッテリーで最大12時間持続。
コンパクトなのでアウトドア以外にも防災用としても活躍します。
明るさ:4段階モード(150Lm~1800Lm)
色温度:(昼光色)(昼白色)(電球色)
サイズ:縦146mm×横96mm×幅28mm
重さ:440g
バッテリー容量:リチウムイオンポリマー20,000mAh
バッテリー充電回数:500回以上
連続点灯時間:約200時間~約12時間
充電時間:約8時間
出典:amazon
テーブルランタン
Coleman(コールマン) ルミエール ランタン
テーブルランタンとしては暗く食事の時には役不足かもしれません。
ですが、オイルランプのように、ゆらゆらとした炎がすごくいい雰囲気にしてくれるランタンです。
癒しの逸品をして手に入れたいです。
キャンドル風ガスランタン
燃料:ガス
燃焼時間:約28~38時間(230g缶使用時)
重量:約210g
出典:amazon
snow peak(スノーピーク) ノクターンランプ
コールマン ルミエールランタンと並ぶ大人気商品。
違いはデザインと炎の形、ルミエールランタンはゆらゆらと揺れる炎に対して、スーッと真っ直ぐな炎。
好みに寄って選んでみては。
サイズ42×40×105(h)mm
重量102g
出典:amazon
FEUERHAND(フュアーハンド) フュアーハンドランタン276
100年の長い歴史のあるランタン。
オイルランプの灯りを見ながら物思いにふけってしまいそうです。
明るさ:6.3カンデラ
使用燃料:灯油・ランプ用オイル
燃焼時間:約20時間
サイズ:約150(幅)×260(h)mm
タンク容量:約340ml
重量:約500g
出典:amazon
snow peak(スノーピーク) ギガパワーランタン天オート
その名の通り、小さいのにハイパワーなガスランタン。
定番のロングセラー商品、これだけでテーブル周りを明るく照らしてくれます。
明るさ:80W相当
燃料:ガス
ガス消費量:約35g/h
重量:125g
出典:amazon
Coleman(コールマン) フロンティアPZランタン
テーブルランタンとして最適な色合いや明るさを演出してくれるランタン
吊り下げ紐も付いてテーブル以外でも活躍します。
価格もリーズナブル。
明るさ:約108CP/80W相当
燃料:ガス
燃焼時間:約6~12時間(230g缶使用時)
重量:約200g
機能:点火装置
出典:amazon
SOTO(ソト) レギュレーターランタンST-260
家庭用カセットコンロを使ったコンパクトなガスランタン
マイクロレギュレーターによって、連続使用でも暗くならず冬でも安定して使えます。
明るさ:150ルクス(80W相当)
寸法幅:100mm×奥行130×高さ150mm(使用時)、
幅65mm×奥行105×高さ150mm(収納時)本体のみ
重量:247g(本体のみ)
点火方式:圧電点火方式
出典:amazon
コールマン(Coleman) ランタン クアッドマルチパネルランタン
800ルーメンの明るさと外れる4枚のパネルがアウトドアすべてを照らしてくれます。
メインとしては少しくらいですが、テーブルに本体。テント内やトイレ時の持ち歩き用にパネルが4枚。
1台あればとても便利です。スマホ充電にも対応。
明るさ:[8本]約800lm(ルーメン/High)、[パネル]約100lm(ルーメン/High)
サイズ:約ø14.5×23.5(h)cm
重量:約1.2kg
連続点灯時間:[8本]約20時間(High)、
使用電源:アルカリ単一形乾電池×4本または8本
防水性能:IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)
出典:amazon
コールマン(Coleman) バッテリーロックLEDノスタルジアランタン
LEDだけど、見た目も気になる方にはこのランタン。
見た目だけでなく、材質もガラスやスチールを使っていてパッと見ガソリンランタンと見間違うほどです。
明るさは700ルーメン、メインとしては足りないですがテント内でも使うことができます
見た目重視な方にオススメ。
明るさ:約700ルーメン
材質:スチール、ガラス、他
サイズ:約直径18×高さ35cm
重量:ランタン/約1.8kg、ACアダプター/約220g
連続点灯時間:High/約15時間、Low/約250時間
使用電源:単一形乾電池×6、ACアダプター(付属)
出典:amazon
テント用ランタン
Coleman(コールマン) バッテリーロックパックアウェイコンパクトランタン
十分にテント内を明るく照らす500ルーメンの照度。
使用後はコンパクトに収納できるのが特徴。
明るさ:約500lm(ルーメン)
明るさ3段階調整
連続点灯時間:最大約11時間(High)
単一電池:4本使用
防水性能:IPX4対応
出典:amazon
Coleman(コールマン) 2マルチパネルランタン
クアッドマルチパネルランタンの兄弟機。
機能はそのままで半分の大きさ。
少人数のキャンプならテーブルランタンとしても使える優秀さ。
明るさ:最大約400lm(ルーメン)
明るさ3段階調整
単一電池:4本使用
重量:約650g
防水性能:IPX4対応
出典:amazon
スノーピーク ほおずき
自然と同調するライト。
風が吹くと揺らぎ、辺りが静かになると眠る気の利いた機能がついています。
調整式のコードや明かりを無段階に調節することもできます。
価格が高いのが難点。
明るさ:100ルーメン
サイズ:φ107x87mm(コード部を含まず)
重量:165g
防水性能:IPX4対応
出典:amazon
GENTOS(ジェントス) LED ランタン エクスプローラー SOL-036C
3色に光の色が変えられて、カバーを外して逆向きにつければテント内に影ができないので使いやすいです。
明るさ:380ルーメン
サイズ:直径73×158m
本体重量:約400g(電池含む)
セット内容・付属品:本体、単3形乾電池×6本、ハンガーフック
出典:amazon
まとめ
キャンプの夜に彩りを与えてくれるランタン。
まずは、メイン、テーブル用、テント用の3つのランタンを選ぶことから。
色々な種類のランタンを紹介したので自分にあったランタンを選んでみてください。
手間のかかるガソリンランタンも一生の付き合いになるかもしれませんよ。