キャンプ好きの人達の中には、キャンプギアを自作している方がたくさんいらっしゃいます。
実際に使用されている様子も様々なSNSに日々アップされています。
自分でも作れたら楽しいだろうなー、作ってみたいなーと思い立ち、早速作ってみることにしました!
しかし、いきなり高い資材を買い込んで失敗したら目も当てられない……!
そんなわけでまずはお手頃なダイソー&セリアの100均資材から挑戦してみることにしました。
今回の記事では100均資材のテーブルが完成するまでをレポートします。
まずは設計図
何はともあれ、まずは設計図を作りましょう。
イメージを膨らませ、実際に作れそうなものを色々と考えていきます。
今回、私が設計する際に注意したのは「安全性」です。
折り畳み式の足を蹴飛ばしてしまった時に片方の足が閉じてしまう事故を防ぐため、脚を固定する部品を作ることにしました。
また、使う板のサイズをできるだけ統一して、全体を組み立て易くすることも意識しました。
そして、天板に合皮を張ることで継ぎ目を隠し、ちょっとオリジナル感を出せるように工夫します。
100均で資材の買い出し
購入したのは木材、合皮、サンドペーハー、蝶番、木工用ボンド、合皮などを張れるボンド、水性ニス、ゴム手袋、木製スティックです。
こちらだけで総額1,650円(税込)です。
■ セリアで購入したもの
品物 | 価格(税抜き) | 個数 |
木板45×12cm | 100円 | 5 |
工作用角材45×3.5cm | 100円 | 2 |
蝶番25mm | 100円 | 1 |
木工用ボンド | 100円 | 1 |
サンドペーパー(金属用) | 100円 | 1 |
水性ニス(ライトオーク) | 100円 | 1 |
ゴム手袋 | 100円 | 1 |
■ ダイソーで購入したもの
品物 | 価格(税抜き) | 個数 |
合皮端切れ | 100円 | 1 |
木製スティック | 100円 | 1 |
ボンド(Gクリヤー) | 100円 | 1 |
この他にものこぎり、金槌、刷毛、釘などの工具はすでに持っていたものを使用しました。
どれも100均で揃えられるので、合わせても2,000~2,500円以内で問題なく揃えられると思います。
設計図を基に制作開始!
資材を揃え、ついにテーブルの制作を開始します。
木材の加工、サンドペーパー、塗装2回
45×12cm木板2枚を脚部にするためにカットします。寸法は長辺を24cmにカットし、中央部に三角形の切れ目を入れる形にします。
この三角形の切れ込みは、脚を抑える板の受け入れ口になります。
工作用角材45×3.5cmを切断し、24cmの長さのものを2本作り、余った21cmのものも1本確保します。
脚部と24cm角材と21cm角材の角をサンドペーパーで落とします。
金属用の荒いものなので簡単に丸くなりますが、削り過ぎには要注意!
角を落とした後に可能であれば木工用の目が細かいもので仕上げると手触りと塗装の乗りが良くなるので、ぜひやってみてください。
カットしなかった45×12cm木板2枚は表面をサンドペーパーでさっと削り、合皮を接着し易くします。
最後に切断しなかった45×12cm木板2枚を接着した1枚の天板に。
天板以外の脚部、角材を塗装します。
塗装は2度塗りをするとよりきれいにムラなく仕上がります。
天板に合皮を張る
1.
接着剤を使う前にダブルクリップを使って合皮を天板の長辺に固定します。
固定する際に合皮を引っ張ってしっかりと伸ばした状態にします。
2.
合皮の位置が決まったら、一方の固定を外して半分ぐらいを接着剤で貼り付けます。
接着したら乾ききる前に木製スティックを使って皴を伸ばすときれいに仕上がります。
もう半分も同じように接着します。
3.
接着剤が乾いたら短辺に張った合皮に切れ込みを入れ、中央に向かって折りたたみます。
それから短辺の合皮を半分ほどにカットし、織り込んで接着します。
接着した短辺を下に長辺の合皮を接着し、中央部分の届かない部分にはカットした合皮を細長く切って埋めてください。
天板の補強と脚部の固定部品を作る
天板の短辺に合わせて24cmに切断した角材を釘で打ち、中央には21cmの角材を釘打ちして補強する。
2.
脚部を蝶番で天板に固定します。
位置決めは補強の角材と脚の間に木製スティックを2本挟むぐらいの間隔にすると引っかからず脚を立てることができます。
両端の長さは天板の幅にほぼ等しいので収まるようにすればOK!
3.
45×12cm木板を横42cm高さ10cmにカットし、天板に固定した脚の位置にマーキングします。
マーキングに従って約2cm程度残すスリットを入れます。
その後、全体をサンドペーパーで滑らかにし、角を落として塗装したら固定部品の完成。
テーブルがついに完成!
耐荷重は3kg程度で、安定感もかなりあって自作したにしては良い出来なのでは!?
早速テーブルの上で、お湯を沸かしてコーヒーをドリップしてみましたが、なかなか快適でした。
折り畳みはできませんが、天板の広さはソロなら十分使えそうです。
さらに前後左右に手で揺らしてみましたが、脚が折り畳まれることもなく固定部品はしっかり機能していました。
ただし、資材など全体の費用と性能などを考えると既存の製品を買った方が人によってはお得でしょう。
まとめ
素人が初めてキャンプギアを制作するのに、テーブルは敷居が低く取っ付き易いのでおすすめです。
お店に並んでいる製品に勝るようなものは初心者には難しいですが、自分が作ったオリジナルという価値は、どんなブランドのギアにも負けない満足感を与えてくれるはずです。
まずは「こんなものが欲しいな」というイメージを膨らませることから、皆さんもDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか?
・100均で完成!キャンプで使える自作テーブルのアイディア3選
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