今年の夏はあまりにも暑すぎて、さすがのキャンプ好きさんも、焚き火なんて勘弁!って思っていませんでしたか?
でも、9月に入って涼しくなってきて、途端に恋しくなる焚き火。
私も急に火をいじりたくなってきました。
ということで、早速焚き火をやろう!で、ついでに飯盒でパン焼いてやろう!という無謀なチャレンジをしてみました。
焚き火好き・パン好きな皆さま、きっとチャレンジしてみたくなるはず。
ぜひご参考に♩
まずはパン生地を作ろう!
今回挑戦するのは所謂『手ごねパン』です。
ネットでレシピを検索して、分量など勝手にアレンジした、わたくしmos流で作ることにしました。
飯盒パンに使った材料
- 強力粉 360g
- 牛乳 200cc
- 砂糖 大さじ3
- 塩 小さじ1
- 卵 1個
- バター 20g
- ドライイースト 小さじ2
ところが!!
外出自粛の影響か、ドライイーストがどっこにもない!!
車でひたすらイースト探しをすること1時間。
近所のスーパーもドラッグストアもドライイーストだけ、棚からごっそりないんです。
まさかのここでチャレンジ終了か・・・と諦めかけたんですが、なんと8件目のスーパーでラス1のドライイーストを発見!
すでにもうヘトヘトで、パン屋でパン買ってきてやろうかと頭をよぎってしまいしたが、なんとか帰宅。
コロナの影響がこんなところにまで出ていて、本当に大変でした。
パン生地作りは体力勝負
念願のドライイーストをゲットし、早速生地作りへ。
ボウルに強力粉、砂糖、ドライイースト、卵、塩を入れていきますが、ドライイーストと砂糖は隣に、塩は離れた場所に入れるのがポイント。
そしてドライイーストめがけて牛乳を入れ、ひたすら混ぜ混ぜこねこね続けます。
途中でバターも入れて混ぜていき、生地がまとまったら次の工程に進むのですが・・・。
いつまで経っても生地がまとまりません。
20分くらいこね続けもうやめようかと思ったそのとき、なんとか形になってきました。
汗だくになりながらこね続けた私の腕はもう限界。
作業台も服も粉だらけ。そしてその足元でキッチン用具を散らかしながら奇声を発する息子。
この光景を見ながら、”なぜわざわざパンを焼かねばならんのか”と。
そして”なぜこれを焚き火で焼こうとしているのか”と、自分の浅はかな思いつきを後悔しました。
【一次発酵】→【形成】→【ベンチタイム】→【二次発酵】と、ヘトヘトになりながらなんとかこなし、やっとこさ飯盒に収まってくれました。
ああ、パンってこんなに体力使うんですね・・・
焚き火で焼き上げよう
前段階が長くなりすぎましたが、ようやくメインの焚き火へ!
(今から焚き火か。めんどくs・・・)ということで、私の年季入りまくったピコグリルをスタンバイ。
発酵中に火をおこして、焼き上げ準備万端です。
今回はじっくり焼くため、炭をメインで使用しました。
そして今回パン焼きに使う飯盒は、なんと贅沢にTHE NORTH FACEライスクッカーです。
普通はこの飯盒、ロゴが消えてしまうので、火にかける人はあまりいないと思うんですが、私はちゃんと『飯盒』として使いますよ。
ロゴなんて消えてなんぼじゃ!(涙)
さてさて、こんな辛いパン作りですが、発酵してふっくらした生地に触れたら、なんだか希望がわいてきました。
ついに焼きあげの工程に入ります。
やっぱ焚き火は良い!
焚き火の温もりはあんなに疲れた私の体と心をじんわりと回復させてくれます。
本当なら、セリアで買ったファイアスターターで着火するところからやろうと思っていましたが、さすがにそんな余裕はゼロ。
素直にライター様+火起こし器にお世話になりました。
炭の火が安定したところで焼き上げていきます。
オーブンで焼く場合は、180〜200℃で10分程度焼き上げますが、今回は焚き火。
そのまま直に置いてしまうとすぐに焦げそうだったので、高い位置に飯盒をセットしました。
満遍なく焼き上げるため、蓋の上にも炭を置き、しばらく様子見。
ここまで大変すぎたけど、焚き火の炎を眺めていると、幸せすぎて時間を忘れてしまいます。
(ごめんなさい。時間を計るのを忘れていました。)
ついに蓋をオープン
勘を頼りに引き上げ、蓋をそーっと開けてみると・・・。
じゃじゃん!!
なんと美味しそうに焼けてるではないですか!!
正直、失敗だと思っていた私、しっかり成功しているようなビジュアルにびっくりしました。
串で刺したときに中身がくっついてこなかったので、中心部まで焼き上げられているようです。
パンらしい香りもふんわり漂っていて、思わず深呼吸で湯気を吸い込みました。
飯盒から取り出してみると、まるで食パンのような姿。
思い切って真ん中から二つに割ってみると、中はふんわりと柔らかでした。
いざ、実食!
う・・・うまーーい!!
優しい味でバターもハチミツも何にでも合う!!
トースターで焼いてみたら、外側カリッと、中はもちふわで最高!
私は故郷の味『白バラ牛乳』と共にいただきました。
かすかに焚き火のスモーキーな香りも感じたので、良い感じに大人な味わい♩
今までに食べたことのないめちゃくちゃ美味しいパンになりました。
今回の反省点は・・・
パンの味自体は、我ながら『完璧じゃないかしら?』と思いました。
しいて言うなら、底部分が焦げてしまったのが唯一残念ポイント。
もう少し火元から離してじっくり焼き上げればよかったかもしれません。
あとは、ドライイーストが全然手に入らず、そこでかなり体力と時間を消耗してしまったので、材料は事前に揃えておくことをおすすめします。
飯盒パンはキャンプでも盛り上がりそう
初めて飯盒でパンを焼いてみましたが、料理下手な私でも成功しました!
今回のレシピはネットで検索したプレーンな手ごねパンでしたが、チーズやナッツなど、色んなアレンジパンも楽しめそうです。
キャンプで焚き火をして、パンまで焼けちゃったらそれはそれは盛り上がりますよね。
ただ、パン生地作りの工程自体は簡単そうですが、実際はなかなか体力を使うので、生地は事前に作っておいた方が良さそう。
その場合は、一次発酵のあとに冷凍しておくと生地の発酵が進みすぎないので、家からキャンプ場までの時間も安心ですよ。
ぜひぜひ、今回の記事を参考に飯盒パンにチャレンジしてみてくださいね♩
やってみたレポ第一弾もぜひチェックを♩
大自然しかない山陰に暮らす30代。
キャンプやら釣りやら素潜りやら、
外遊びを楽しんでいます。