皆さんがキャンプマットを選ぶ基準はどんなものでしょうか?
私は「軽く・R値それなり・丈夫さもそれなり」といった具合に条件を決めています。
ソロキャンパーかつ徒歩キャンバーである私にとって、軽さはとても重要だからです。
しかし、「寝心地良いと野宿しても回復してる感じはかなり違うよ」と友人。
そんなふうに言われると気になってしまう!
そんなわけで今回は寝心地を優先したキャンプマットってどんなものがあるの? と調べてみることにしました。
そもそもキャンプマットなんているの?
画像出典:ニーモ
皆さんは野宿の経験はありますでしょうか?
マットなしの状態で個人的に一番寝心地が良かったのは整地した地面の上で、意外と寝ることができました。
最悪だったのは河原です。
大きさの違う石がゴロゴロあって体が真っすぐにならないし、石に当たっている場所がそれぞれ痛い!
そんなところで寝床の準備もなしに寝っ転がって、しかも一晩過ごそうとするのが大問題なのですが……。
テントを使うキャンプでも同じことで、グラウンドシートやテントのフロアだけでは地面の凸凹を緩和できないので、安眠のためにキャンプマットは必要です。
極論すると、寝不足ですぐに死んでしまうことはないかもしれませんが、寝不足で居眠り運転をしたら事故に繋がることは簡単に想像がつきますね。
また、地面からの冷えのせいで眠れず、テントの中で寒さに耐えながらひたすら夜明けを待つなんて経験をしたくない場合も同様です。
キャンプマットは3種類ある
画像出典:ニーモ
キャンプマットには3つの種類があります。
クローズトセル、エアマット、インフレータブルマットです。
クローズドセルマットは弾力がある発泡素材を使用したマットで、最大のメリットは故障しないことです。
穴が開こうが、破れようがその気になれば半永久的に使えるタフさと、価格の安さが魅力です。
ただし、地面の凹凸や冷えを感じ易く、かさばるのが難点。
エアマットは風船のように空気を入れて膨らませることで、弾力と厚みを得るタイプのマットです。
恐らくマットの中で一番小さくなるタイプなのに寝心地は抜群!
ただし、パンクすると全く使い物にならない点には要注意です。
そして、2つのマットの中間的なマットがインフレータブルマット。
内部にスポンジが入っており、バルブを解放すると自動的に膨張するのでエアマットのようにポンプや口で膨らませる必要が殆どナシ!
ただし、インフレータブルマットもパンクが弱点で、一旦破損すると厚みと断熱性がエアマットと同じように激減します。
個人的な意見ですが、キャンプの場合はクローズドセルマットを敷き、その上にエアマットかインフレータブルマットを使うと破損の心配が少なくなり、断熱効果も高くなるのでおすすめです。
R値に注目する
画像出典:サーマレスト
R値を簡単に説明すると、どれだけ断熱性があるのかという値です。
高いほど断熱性があるため、夏や冬の地面からの熱や冷えに強いということです。
キャンプマットを選ぶ時には、厚さ・耐久性・寝心地、R値を確認してから購入することをおすすめします。
ただし、全てのメーカーがR値を公表しているわけではありませんので、適用温度目安を確認を忘れずに。
体温を反射するフィルムが組み込んであるもの、綿を張り付けたモデルは断熱効果が高いので寒いのが苦手という方はそういったものを選ぶと良いでしょう。
ニーモ スイッチバック・レギュラー
画像出典:ニーモ
ニーモのスイッチバック・レギュラーの表面は少し変わっていて、六角形の凸凹がたくさん並んでいて健康マットっぽく見えます。
隙間があって寝転がると痛そうなんて思いますが、実際はそんなことはなくてかなり柔らかい印象です。
実はこの蜘蛛の巣状に配置された凸凹の形と隙間が寝心地のポイント!
この配置で全体の剛性が高まり、底付き(体が沈んで地面の硬さを感じること)が軽減されるだけでなく、空気の層がコンフォートゾーンになって暖かいのです。
また、この六角形の配置パターンで折り畳んだ時に隙間がなくなってコンパクトに収納できるのです。
DOD ソトネノサソイS
画像出典:DOD
キャンプでインフレータブルマットを使う場合はコンパクトな収納性よりも使い心地が最優先!
そんな方におすすめなのが、DODのソトネノサソイSです。
約4.5cmの肉厚スポンジが内部にあり、厚さだけでなく密度も高いものを使用しているため、お家の布団のように快適に使えます。
また、同じくDODのカマボコテントにジャストフィットするように設計されているので、DODファンにはたまらない逸品です。
さらにソトネノサソイ同時で連結できるので持ち寄ってシェアすることも簡単!
その他にも裏面の滑り止め加工や取り外し可能で肌触りが良いシーツなど、細かい所にも快適に使用するための工夫が盛りだくさんです。
サーマレスト ネオエアーウーバーライト
画像出典:サーマレスト
元々軽いエアマットですが、こちらのマットはさらに軽量級です。
スモールサイズはわずか170g!
収納サイズも他のマットにはないほど小さくなります。
R値は3シーズン対応で、冬キャンには少し寒いかもしれませんが、他のマットとの組み合わせもし易い収納サイズで、持ち運びが苦になりません。
そのため、登山シーンでも愛用者が多く、トライアンギュラーコアマトリックスという特許技術で安定感を確保して熱損失を最小限にする工夫がなされるなど、小さくて軽いことで生まれるマイナス点はほぼなくなっているのではないでしょうか。
ロゴス 55セルフインフレートマット・DUO
画像出典:ロゴス
ファミリー向けのマットとしておすすめなのが、ロゴスの55セルフインフレートマット・DUOです。
マットの厚さが55mmというだけでなく、2人でも余裕で使えるサイズ感がファミキャンには嬉しい所です。
大きいと膨らませるのが大変ですが、インフレータブルマットなのでバルブを開閉するだけで展開するので楽々!
友人曰く、「インフレータブルは膨らませる手間がなくて、子どもから目を殆ど離さないですむのが良い」と言っていました。
確かに小さいお子さんとキャンプを楽しむなら、待たせて退屈させたり、どこかに行ってしまったりという問題はできるだけ避けたいですね。
そういった意味でもこちらのインフレータブルマットはファミキャンをする方におすすめです。
サーマレスト ラグジュアリーマップ
画像出典:サーマレスト
もう夏になってしまいますが、冬キャンの焚火に想い馳せているキャンパーもいるのではないでしょうか?
そして、冬キャンといえば「寒い」の一言に尽きますが、そんな時に心強いのがR値の高いマットの存在です。
サーマレストはインフレータブルマットを世界で初めて市場に出したメーカーとして有名ですが、こちらはさらに進化しています。
プレッシャーマッピングによって中身のフォーム密度を変えることで、より快適な寝心地を実現し、さらに6という4シーズン対応の高いR値を備えているのです。
冬キャンでの快眠のため、ぜひおすすめしたいキャンプマットです。
まとめ
おすすめの寝心地良好なキャンプマット5選を紹介しましたが、ビビッときたものはありましたでしょうか?
文章だけじゃ分からないよ!という方は、ぜひアウトドアショップで、スタッフの方にお試しをお願いしてみてください。
きっと、その寝心地に驚くはずです。
お気に入りのキャンプマットに出会えたら、ぜひCRAZY CAMPへインスタで教えてくださいね!
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