テレビやYouTubeでもCMが流れている最近話題の軽自動車といえば……?
そう、三菱の新型デリカミニです!
あのちょっとゴツくて、でも何だかカワイイフォルムが印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
そんなデリカミニはキャンパー向けの軽自動車として大注目の車両なのです。
しかも、あのコールマンとのコラボ仕様車があるとか!?
今回の記事ではコールマンコラボ仕様車だけでなく、「どこかキャンパー向けなの?」というポイントについて色々とお伺いしたので、ドドンと皆様に話題のデリカミニ発表イベントの参加レポートをお届け致します!
デリカミニって、どんな車?
デリカミニの前身であるデリカは1968年に誕生し、4WDオフロードミニバンとして多くのドライバーに愛されてきました。
そんなデリカにSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークルの略)の力強さはそのままに、軽自動車の軽快さと使い勝手をプラスして、新たなデリカとして発表されたのが、デリカミニ!
個人的には三菱のSUVは大きく、街乗りはちょっと面倒なサイズ感という印象でした。
しかし、軽自動車であるデリカミニは街とアウトドアフィールドをシームレスに繋ぐことができるため、おお買い物からキャンプまで一台でこなせるのです。
そういった意味でもキャンプに行けるファミリーカーのエントリーモデルとして大注目の一台です。
早速デリカミニがお出迎え
イベント当日は生憎の曇りでしたが、昭島駅から会場の昭島モリパークへ。
昭島モリパーク・アウトドアヴィレッジへ入場するとお馴染みのアウトドアギアブランドの店舗が並び、それだけでワクワクしてきます。
「お店も色々と覗きたいなぁ」なんてお仕事そっちのけで考えていると、早速デリカミニが!
今回のイベントはデリカミニの発表会ということで展示だけでなく、実車走行、CM発表会まである予定。
逸る気持ちを抑えてデリカミニの傍にいた三菱の方に屋内展示場がメインだと教えて頂き、さらにアウトドアヴィレッジ奥へ移動しますが、気持ちを抑えきれず結局早足で移動しました。
理由は「屋内展示場にコールマンとコラボした車両もあるので、ぜひ見てください」と言われたから……!
そんなの見たいに決まっていますからね!
コールマンとコラボしてる!
屋内展示場に辿り着くと、真っ先に目に入る赤いデリカミニ。
まさか、あれは……!
あのサイドに白抜きでラッピングされたランタンは、コールマンのロゴで見たやつだ!
車体の赤はカタログで見るレッドメタリックよりも落ち着いている印象で、ロゴなどでお馴染みのコールマンの「赤」といった雰囲気です。
アウトドアシーンにも対応するデリカミニですが、実物はガツガツした感はなくちょっとゴツイけど、どこか可愛らしさもあるデザイン。
そのため、街中でも悪目立ちせず風景に馴染みそうです。
特別仕様の限定オプション
車の覗いてみると、コールマンコラボらしい「キャンパー向け」のカスタムが色々と見受けられます。
後部のラゲッジルームとバックドアには、車体と同じく赤色のバーが追加されています。
写真では分かり難いのですがラゲッジルーム上部のバーは二本あり、間には棚が設置されているため、釣り竿などの収納にはちょうどよさそうです。
また、ランタンなどを下げられるので、荷物の積み下ろしの際には小型のLEDランタン下げると車内灯以外にも手元を照らせて便利そうです。
ラゲッジルームの車窓にもパーツが!フックを活用してギアを吊り下げられそう!
そこかしこにコールマンらしさが!
さらにコールマンらしさを演出しているのが、フェンダーやサイドシルの装飾。
よく見ると細かくラメのようなものかキラキラと!
実はこれ、コールマンで人気のあるエナメルマグを意識しているのです。
もちろん、後部ドアのコールマンのランタンもバッチリ!
さらに上部にはルームキャリアも装着され、海や川、山など色々な場所でのアウトドアアクティビティをたっぷりと楽しめる仕様!
ドレスアップされているだけなく、こういったアウトドア向けのところはまさに「コールマンコラボ」という感じですね。
残念ながら販売はないけれど……
しかし、残念なお知らせです。
こちらのコールマンコラボ仕様の車両は一般販売されません。
また、ラゲッジルームやルーフのオプションもコラボ仕様車のための特別な品で、いわゆるサードパーティーと呼ばれる他社製品なのです。
ちなみにコラボ車両はイベントのあった昭島モリパーク・アウトドアヴィレッジにあるコールマンの店舗などで展示される予定とのこと。
キャンプギアの購入などに来た際には、ぜひ実物を見学してください。
ちなみに現在絶賛販売予約を受け付けているデリカミニは、予約注文でコールマンコラボランタンペアをプレゼントしてくれるそうなので、そちらはまだ貰えるかもしれません。
街乗りからキャンプシーンまでって本当?
コールマンコラボ車両で浮かれてしまいましたが、CRAZY CAMPのライターとしてちゃんとお仕事もしてきました!
さて、デリカミニ公式HPには、
「アウトドアも、街乗りも。いつでもどこでも、アクティブに楽しみたい。
そんな家族のでっかい想いを積みこんで。」
引用元:デリカミニスペシャルサイト
このようにあり、キャンプなどのアウトドアも楽しむファミリー向けを意識したことが伺え知れます。
また、軽自動車である点は大型4WDやSUVと比べてもエントリーモデルとしても申し分ありません。
そんなデリカミニの実車走行を見学して気付いた街乗りやキャンプシーンでの「ここいいな!」というポイントについて紹介します。
ちなみに実車走行で解説をしてくださったのは、ダカール・ラリー総合二連覇の増岡浩さん。
こんなすごい方にお会いできるなんて取材に来てよかった!
ゴツすぎないデザインで街中でも悪目立ちしない
コアなアウトドアユーザー向けの三菱の車というと、アウトランダーなどの比較的大型なものがピックアップされますが、街中では細い道などは運転し難いというデメリットがあります。
また、車高が高くお子さんなどはどうしても一人での乗り降りが面倒だったり、難しかったりという側面もあります。
一方のデリカミニはあまりにもハードな悪路の走行は難しいですが、その代わりに街乗りでも悪目立ちしないかわいらしいデザインと、軽自動車ならではの小回りの良さで買い物などにもぴったりです。
ラゲッジルームも大きいのでたっぷり買い物をしても安心です。
イメージキャラクターがかわいくて、個人的にグッズとかほしいですね。
ちなみに現在名付け親募集中らしいので、ぜひデリカミニ公式HPをチェックしてみてください。
傾斜や凸凹道に強い
先程、ハードな悪路は苦手と書きましたが、それはアウトランダーなどと比べてというお話。
デリカミニは「デリカ」という車両の新スタイルという位置づけの車両で、その他の軽自動車と比べればかなりの走破性を備えています。
例えばちょっとプライベート感のある人里離れたキャンプ場などを調べると、道中の悪路が注意点として記載されている場所も少なくありません。
そういった場所への侵入もデリカミニならある程度安心して可能です。
写真のような傾斜への侵入で後輪が浮いていたり、あるいは路面が車両中央に向かって傾斜していたりしても安定して走行していました。
また、車高もわずかではありまずか従来の軽自動車と比べて高く、このほんの少しの高さのおかげで河川敷のキャンプ場などへ乗り入れても河原の石などで車体を擦ってしまう心配は少ないでしょう。
泥や雪にハマって安心
キャンプは一年を通して楽しめるアクティビティであり、野外で楽しむものなので常に天候に恵まれるとは限りません。
あるいは行きは良くても、帰りは雨や雪というシュチエーションも少なくないでしょう。
そんな時に悩まされるのが泥や雪の存在。
デリカミニは優れたグリップコントロール機能があり、例えば泥や雪でスタック(泥や雪、砂などにタイヤがはまり込み身動きできなくなる状態)した場合にも、嵌ったタイヤだけを駆動させ、脱出することが可能です。
また、スタックした際に問題になるのがタイヤの溝に入り込んだ泥や雪で、これのせいでタイヤのグリップ力が失われてしまいます。
しかし、デリカミニであれば優れたグリップコントロールでタイヤを高速で回転させて泥や雪を吹き飛ばしてより抜け出し易くなるのです。
キャンプシーンでの「これは嬉しい!」機能
ここまではデリカミニの走破性や外装について紹介してきましたが、ここからは内部について紹介します。
車は見ている時間よりも乗っている時間の方が大切。
やはり内部にもキャンパーへ向けた工夫が随所に凝らされていました。
それらの工夫をキャンプでありそうなシーンと合わせて紹介します。
両手が荷物で塞がっても、子どもを抱っこしていても大丈夫!
デリカミニは手が塞がっていても後部ドアの開閉が可能です。
ドアの下部にキックセンサーがあり、そこに足を向けると自動で開閉するため、ボックス型の大きなコンテナを持っていても、眠ってしまったお子さんを抱っこしていても楽々車内へアクセスが可能に!
また、開口部が広いため、荷物の積み下ろしもやりやすいというメリットもあります。
キャンプギアが濡れていても汚れていてもokなラゲッジルーム
デリカミニにはランクがあり、個人的におすすめなのがプレミア。
理由としては標準装備としてキャンプに最適なオプションが備わっているからです。
そのひとつがラゲッジルームで、樹脂製のボードが採用されているため元々汚れに強いだけでなく、汚れても簡単に拭き取るなどの掃除がし易い点が非常に実際に見た際に印象的でした。
汚れてしまったギアや結露を乾かしきれなかったテントなども気兼ねなく積み込めるので、キャンプ場からの撤収が楽々です。
また、全てのランク共通でラゲッジルームは開口部が広く、さらに地上高を低く設定して積み込み易さを向上させています。
撥水と通気性の良さだけじゃないシートの多彩な機能
画像出典:デリカミニスペシャルサイト
自動車で大切なのは、やっぱり乗り心地。
デリカミニのシートの座面と背面には撥水シート生地が使われているため、ちょっとした濡れなどは簡単に拭き取れ、染み込まないので川や海のキャンプ場で水遊びを楽しんで濡れた衣服を置いても安心です。
また、立体的な3Dパターンをプリントしているため、長時間座っていても通気性がよく蒸れを軽減してくれます。
実際に座った感じでもかなり座り心地がよく、プリントもゴツゴツした感じはしませんでした。
後部座席、荷室どちらからもシートは移動可能
昨今の車では珍しいことではないのかもしれませんが、後部シートの移動が非常にスムーズでした。
なにより、スライドレバーが座席の方の辺りにあり、座席前方と後方どちらからでも簡単に移動できます。
加えて後部座席も2シートそれぞれ独立しているため片方は前へ、もう片方は後ろへとレイアウトの自由度が高い印象です。
これなら片方のシートにはお子さんを寝かせ、もう片方のシートはラゲッジ側からスライドさせて荷物を積み込むということもできそうです。
シートのスライドが楽々で静か
もうひとつ、シートの移動に関して個人的に驚いたのがシートを移動させる際の静かさ。
私は古い車しか知らないのでシートを移動させる際は金属がガチャガチャとうるさい音を立てるイメージだったのですが、デリカミニはするすると静かに移動したのは驚きでした!
この静かさで丁寧に動かせば、夜間にテント泊から車中泊に切り替えた時にも他のキャンパーにあまり迷惑をかけなくてもすむのではないでしょうか。
子どもなら車内で楽々着替えられる天井の高さ!
実際にデリカミニに乗って驚いたのは頭上のクリアランス!
テントでも天井が低いと非常に狭く感じ、また動作もし難いのでテントの「売り」のひとつとして天井の高さをアピールしている製品も沢山あります。
デリカミニは自動車ですが、そんな頭上のクリアランスに優れた製品です。
140cmぐらいのお子さんだったら立ったまま楽々着替えられる高さで、もちろん大人が長時間乗っていても圧迫感がない快適さ。
これだけのスペースがあれば、海や川で遊ばせる際にお子さんの着替え場所の確保に悩む必要がありません。
また、オプションとして追加できる「洗えるシートカバー」は洗濯機で丸洗い可能で、濡れや汚れにも強いというキャンパーには垂涎の装備です。
またしてもプレミアクラスですが、天井にはサーキュレーターが設置されているため、車前方にエアコンの暖気や冷気が溜まりがちなのを車内全体へと送ってくれるのも嬉しいポイントです。
会場でデリカミニの解説をして頂きました!
ここまで私が色々とお伝えしてきたデリカミニの魅力ですが、実は実車を見ているだけではなかなか気づけないポイントも沢山ありました。
そんなポイントをひとつひとつ丁寧に解説してくださったのが、三菱自動車の萩原さん。
笑顔が素敵なイケメン!
デリカミニは田町の三菱自動車本社ショールームで展示されているだけでなく、各地のアウトドアイベントにも実車展示を行う予定ですので、ぜひHPのイベント情報もチェックしてくださいね。
最後になってしまいましたが、萩原さん、当日は本当にありがとうございました!
まとめ
デリカミニは街とアウトドアアクティビティをシームレスに繋いでくれる、そんな存在になる可能性を秘めた軽自動車です。
特にキャンプシーンとの相性はばっちりで、これから街乗りにもキャンプにもぴったりの車に乗りたい、と考えているファミリーにはデリカミニは特におすすめできるエントリーモデルです。
さらにコールマンなど、アウトドアメーカーとのコラボにも期待したいデリカミニは各地のアウトドアイベントに出展予定ですので、ぜひ実車をご覧になってください。
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