キャンプは夏がハイシーズンだと思われていますが、実は冬もキャンプ場にはたくさんのキャンパーが訪れます。
冬は虫も少なく、焚き火も暖かくて楽しめるし、もしかして最高のシーズンなのでは!?
そう思って挑んだ私の初冬キャンは雪と風に悩まされ、夜は寒くて眠れず辛い思い出に……。
そこで、冬用テントを選ぶポイントとあの日に出会っていたかった冬用テント5選を紹介します。
冬のキャンプは必ず冬用テントを使う
私が初冬キャンで使った登山用3シーズンテントは、高い耐久性で風にも雪にもびくともしませんでした。
しかし、メッシュ部分から風が入り放題。
地面からの冷気は寝袋に入っていても強烈で一睡もできず、冬キャンでは必ず冬用テントを使うことに決めました。
そうしないと楽しいキャンプがただの我慢大会に早変わりします。
では、冬用テントに求められる条件とはなんでしょうか?
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スカート付きであること
出典:Amazon
フライシートの下部から地面まで伸びている長い裾のことをスカートと呼びます。
役割は、テント内の空気の動きを抑えることで外から冷たい空気が入ってくるのを妨ぎ、幕内の暖まった空気が逃げないようにすることです。
3シーズン用と呼ばれる春から秋にかけて使用できるテントにはありません。
スカートがあると空気の循環が悪くなり、暑くなってしまうからです。
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素材から選ぶ
冬用テントに向きといわれる素材がコットンとポリコットンです。
コットンはその名の通り、綿が素材。
熱を遮断する効果が高いだけでなく、水分を吸収するため結露し難く冬用テントに向いています。
ポリコットンはポリエステルとコットンの複合素材で熱に強く、多少の火の粉には耐えることができます。
しかし、メリットだけでなく、化繊のみのテントに比べて重たく、汚れが落ち難いデメリットがあります。
耐水圧にも注意
テントに求められる耐水圧の基準は1500mmです。
冬用テントは2000mm以上のテントが多いですが、これは3シーズンテントが結露対策として通気性と耐水圧の両立を目指した結果です。
1500mmのテントでも積雪や雨には耐えますが、長時間濡れた地面や雪に触れるグラウンドシートに関しては2000mm以上がいいでしょう。
ベンチレーターは必須
ベンチレーターは空気を循環させる換気窓のようなもの。
冬用テントは凍結や防寒対策としてメッシュ生地をあまり使わないため、換気をベンチレーターで行う必要があります。
換気を定期的に行うことで結露だけでなく、ストーブを使う時に一酸化炭素中毒を予防でき、降雪によって空気の流入出が妨げられて酸欠になる事態も防げます。
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雪中キャンプでの設営の注意点
出典:楽天市場
普通のペグは雪中では抜けやすいので必ず雪用ペグを使い、雪面を平らに均してから設営をしましょう。
設営時にはポールに雪をつけないように注意が必要です。
雪が溶け、再凍結した際にシートに張り付き、撤収の時に大変な思いをします。
雪中キャンプにも対応できるテント5選
もっと早く出会いたかった!
私がそう思った冬キャン向けのソロテント5選を紹介します。
山岳用テントメーカーの登山にも対応のテント
出典:楽天市場
アライテント ベーシックドーム4
重い冬用テントは徒歩キャンプの悩みの種。
しかし、ベーシックドーム4は軽く小さい上に厳冬期登山にも使えるほど丈夫です。
縫製部分もシームテープによる防水加工が施されるなど丁寧な作りですが、フライシートの前室がないので、タープと組み合わせて使うといいでしょう。
キャンプ以外の野遊びも楽しみたい人におすすめのテントです。
Ripen(ライペン アライテント) ベーシックドーム 0340100アウトドアギア 登山4 登山用テント タープ オールシーズンタイプ 四人用(4人用) イエロー おうちキャンプ ベランピング 価格:72,600円 |
オートキャンプにおすすめの少し大きめのテント
出典:楽天市場
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームハウス
このテントは16kgと重めですが、冬のオートキャンプでは活躍間違いなし。
石油ストーブなどを持ち込める2ルーム仕様で寝室と前室を分離でき、換気もしやすく安全です。
ただし、素材であるポリエステルは熱に弱いので、焚き火の時には火の粉に注意しましょう。
ゆったりと温かい料理などを楽しむキャンプをしたい人におすすめです。
Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームハウス グリーン×ベージュ 2000031571 価格:52,205円 |
シンプルなデザインで冒険家にも愛されたテント
出典:楽天市場
Hilleberg(ヒルバーグ) アクト
シンプルな構造のソロテントで耐久性と携行性は、北極と南極というメーカー非推奨の環境で使われたことからも折り紙つきです。
4シーズンテントではありますが、スカートなどはなく、快適に過ごすにはタープと組み合わせるなど、小さなテントならではの工夫が必要です。
自然との距離を近づけたいハードユーザーにおすすめです。
ヒルバーグ アクト テント 1人用(Hilleberg Akto) 本体 – レッド(013812) [在庫有:1月5日頃お届け] 価格:81,400円 |
ソロテントにプラスするカンガルースタイルにおすすめ
出典:楽天市場
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)サーカスTC
ソロテントを中に入れるカンガルースタイルだけでなく、単体でも人気のワンポールテントは素朴ながらお洒落な外観が個人的にグッド!
乾き難いのが欠点なので、乾かす時間をしっかりと取りましょう。
オールシーズンで活躍するテントなので、冬だけの使用はもったいないテントです。
おしゃれなキャンプギアが好きな人におすすめのテントです。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)サーカスTC 価格:34,980円 |
ストーブをテント内で使える煙突穴付きワンポールテント
出典:楽天市場
YOKA(ヨカ)tipi
冬にキャンプをするなら、一度は使ってみたい薪ストーブを持ち込めるテントです。
しかし、インナーがないシェルタータイプのワンポールテントで、ペグも別途購入が必要なため上級者にオススメ。
撥水性の維持にも手入れがいるため、アイテムにこだわる玄人仕様。
ハードユーザーが憧れる「ひと手間を楽しむ」テントでしょう。
まとめ
雪中でのキャンプは難易度が高いイメージがありますが、情報を集めてきちんと準備をすれば色々な楽しみがあります。
雪を見ながら焚火を前に暖かいコーヒーを飲むのが、私の冬キャンでの1番の楽しみ!
みなさんもぜひ、これがしたい!を見つけて雪中キャンプを楽しんでください。
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